【年末企画】元テレビ番組ADの本音
さて、こぶしちゃん達のことでネタが
ないので、年末企画でもしようかと思って考えたのが。
仕事の話
と
推しの話
仕事の話っていうのは、
テレビ局でADしてて、今は転職して
違う仕事してるので、その違いというか色々、書けたらなと。
推しの話は、まあ、野村さんのこと書くんですけど。
まあ、なんで、村瀬紗英ちゃんが大好きだった私が今はハロプロ推してるのかとか。そこまで書くかは分からないけどオタ話しようかなと。
完全にネタがないだけなので、
アクセスとか気にするつもりはないんですけど、意外と見てくれてる人はいるみたいで、アクセス解析見ては、お礼言いたい気持ちになりますがね、言えないのが申し訳ないですよね。
という所で本題に。
私はですね、今年の10月末まで某有名テレビ局でADをしてたんですね。
テレビ局の社員ではなく制作会社なので、まあ、漆黒よりの黒って感じのブラック企業でしたね。
残業100時間とか普通みたいな。
一応言わせてもらうと、100って意外と達成できるし元気でいられるよ?
してみたかったら、是非ADなってみてね。(勧めてるわけじゃない)
ということで、ある程度の読みやすさと私自身の書きやすさを担保するためにQ&A形式にしてみました。
Q ADの何が大変なの?
Q なんでAD辞めちゃったの?
Q AD辞めて後悔してないの?
(ごめん、目次とかそういうのできないので、スクロールで頑張ってください。)
Q ADの何が大変なの?
極端に言うと自分が存在することに価値があるという職業です。
なので、サボっていても給料は出ます。バレなければ、真面目な人より先にディレクターになっちゃいました。なんてこともあるかもしれない。
いるだけでいいなんて楽そうに思えるでしょ?
全くそんなことなくて、人間が生きているだけで価値があると思われるということ=生きている限り何でもしろってことですからね。
息してるだけで喜んでもらえるのは赤ちゃんだけ。
ある程度の社会性を持っている大人をどこまで限界まで使うかってことですよ、つまりは。
だから、休日出勤だってあるし、時間外労働はどこまでが時間内でどこまでが時間外かなんて分からないくらい働かさせられるし、ご飯を食べることもトイレだって我慢して仕事をすることだって当たり前。
だから、ADは奴隷だって言われる。
でも、皆はそれでも良いからテレビの仕事がしたかったり、生ゴミみたいな労働環境が何故か心地良くて働いていたりする。
この生ゴミみたいな労働環境というのは、単に長時間労働とかってことじゃなくて、番組スタッフのデスクの上に平気で生ゴミが置かれていたりするので言いました。誇張じゃありません。
Q なんでAD辞めちゃったの?
ADは生きているだけで価値がある=奴隷と同じだと言いました。
では、ディレクターになったら奴隷から脱出出来るのか?
そう上手くいくわけじゃないんだな、これが。
どういう風に上手くいかないかというと、AD目線で言うならば、ディレクターはプロデューサーや演出の奴隷なんだよ。
今日、北海道で殺人事件があったから取材してこい。
はい!行ってきます!
北海道着いて取材しているところに。
おい!さっき山口県で変死体が発見されたらしい、北海道の殺人よりもデカいニュースだ。視聴率取れそうだし、お前今から山口行って取材してくれない?
あ、もちろん、北海道や山口に行くための交通手段を確保するのはADの仕事だったりします。
ディレクターになっても、これなのよ。永遠とこれ。
ディレクターという人を評価されることは確かにある。認められる人もいる。
でも、私はディレクターになりたかったけど、私を知ってほしいって気持ちの方が大きかったから、自分自身が有名になるのに時間がかかると思った瞬間、辞めたいモードに入ったね。
時間を捨てて、忙しすぎて大切なものをおざなりにしてまでする仕事じゃないなって。
だからってADしてた頃に嫌いだった奴を1人ずつ斧で叩き殺せるわけでもないし、ムカつくと思っても耐えないといけないのよ。
何のためかは分からないけどw
そう、多分ね、何のためかは分からなかったのが1番辞めたかった理由。
自分が有名なディレクターとして世界に知ってもらうには時間がかかる。
日々のニュースなんて詳しく知りたいとも思わない。
今なんで私はお洒落な海の家でアロハシャツを着させられて歌詞も知らないケツメイシの夏の思い出を歌わさせられてるんだろう。クソみたいなディレクターにドヤされながら。
(本当にこういうロケがあったんですよ。ディレクターの性格が悪すぎて海の家の店員さん若干引いてた。無駄に私に優しくて泣けた。)
ってなってたのね。
そりゃ、辞めるわ。
なら、穏やかな生活の中で、自分の書きたいこと書いたりエッセイや小説のコンクールに応募したり、などなど。制作活動する時間くれよってなった。
ってゆう、ことで辞めました。
辞めるときに人事から「これは逃げだよ?」って言われたけど、好奇心で覗き込んだ部屋にゾンビいたら逃げるでしょ?それと一緒。悔しかったらここまでおいで〜べーだっ
って感じですね。黙れよカス😌
まあ、広いようで結構狭い業界ですから、昔からのテレビドリーム的な、ある種、洗脳のようなものがあるのかもしれませんがね。
この洗脳の内容を喋り始めたらキリがないのと、喋りきるのにかなり体力がいりそうなので、知りたい方は是非ADになってみてください。1年いれば大体分かるはずだから。
Q AD辞めて後悔してないの?
後悔ね。マジでしてない。
強いて言うなら推しと仕事できる機会を自分から捨てたってことくらいかな。でも、仕事してる不機嫌そうな私より、ライブ中とか握手とかで楽しそうにしてる私を見てほしいから。
(別に見なくてもいいんですよ。無理に見てくれってことじゃなくて、尊い推しちゃんが、もし私なんぞを視界に入れる事があるのであれば、楽しそうな方が不快感が弱いかなってゆう気遣いね。)
推し関係以外では、本当に何も後悔してないね。今の職場が良い人ばかりってのも、もちろん。ADやってた頃に周りにいた奴らが人でなしだったってのもあるけど、マジで毎日ハートフルライフ。定時って素晴らしい、お昼休憩とか奇跡やん。風邪引いて休んでも怒られない。(迷惑はかかるけどね。)
ブラック企業に転職してたら、心荒んでただろうけど、運良く。良かった。
ちなみに、AD辞めてから推しを見るのとディズニーチャンネル以外でテレビ見てないです。
本当にテレビ番組って無駄だな。
毎日何を必死に頑張って誰にも見られない1週間後に覚えられてもいない映像作ってんだよ。
そんなことで飯食えて良いご身分だな。お前らは一生、その程度の低い世界で偉い人ぶってろ。自分じゃ何も成し遂げられないくせに自分より若い奴をバカにしてイキがってろ。
そして、そんなクソみたいな大人を代々受け継いでいけよ。
って感じです。
私がなりたい私になるために必要な道だったと思うと、険しかったけど無駄ではなかったのかな?
なんて、自分の選択肢だけは否定したくないのでね。(テレビ業界の人は否定するけど)
楽しく働ける人だけでいいと思うよ。
あの世界にいる人は。